グラスウールとロックウールはどちらも繊維系の断熱材ですが、いくつかの違いがあります。
このページではグラスウールとロックウールの違いをまとめました。
- 原材料
- グラスウール:ガラスを主原料とした人工鉱物繊維。リサイクルガラスを使用することが多い。
- ロックウール:玄武岩や溶鉱炉のスラグ(鉱物)を原料とした人工鉱物繊維。
- 断熱性能
- どちらも高い断熱性能を持つが、ロックウールは水や湿気に強く、長期間性能を維持しやすい。
- グラスウールは吸水性があるため、湿気が繊維に入り込むと断熱性能が低下することがある。
- 耐熱性能
- ロックウールは約700℃以上で収縮し始めるため、耐火性が高い。
- グラスウールは約300℃以上で収縮し始め、600℃で機能しなくなる。
- 吸音性能
- ロックウールは低周波域の吸音に優れ、高密度になるほど吸音率が上がる。
- グラスウールは高周波域の吸音に優れ、特に3000Hz付近の音を吸収しやすい。
- コスト
- グラスウールは比較的安価で、施工しやすい。
- ロックウールはやや高価だが、耐久性や防音性に優れる。
どちらを選ぶかは、用途や環境によって異なります。湿気の多い場所や耐火性が求められる場合はロックウール、コストを抑えたい場合はグラスウールが適しています。

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